アメリカでの「インディアン問題」は、かなりデリケートになっていて、入り口で全身と手荷物のX線セキュリティ検査を通過しないと入場できません。(航空機搭乗と同様の検査でした)
そんな施設に行って来ました、コロンブス(コロンバス)・デーというもっとも厄介な日に。
入り口

入場は無料。
建物内部
1904年の建築物。

以前何に使っていたのか書いてあったけど忘れた。
天井にも壁画

インディアンの展示物は置いておいて、目玉はインディアンの子孫ミュージシャンの展示物。
チャーリー・パットン

そうそう、この人インディアンとの混血だったんだよね。
高校時代は90分のカセットテープに録音した、チャーリー・パットンとブラインド・ブレイク、そしてロバートジョンソンを聴きながら登校していました。
Jazzミュージシャンの展示の後は・・・


ジミ・ヘンドリックスの衣装
遺族から提供された本物

母親がインディアンだった。

コレをジミが着たのか・・・

10代の頃は怖くて聴けなかったジミヘン。
もし存命だったら、今頃どんな音楽をやっているのだろうか?

ロビー・ロバートソン
The Bandのギタリスト、ロビー・ロバートソン。
今も猛烈に憧れを抱いているThe Band。ロビー抜きの来日でしたが、1994年の来日公演は追っかけまでやりました。

カナダ人であるロビーにもインディアンの血が入っています。
また、ソロ活動に入ってからは積極的にNative Americansをテーマにした作品を作っています。
2008年のグラミートロフィー

ザ・バンドとともにグラミー賞特別功労賞を貰ったときのヤツ。

手書きの歌詞も展示してあります。

Last Waltz
何か賞を貰ったっけ?

本人から寄贈されたギター

裏

インディアンをイメージした塗装だそうです。
ジェシ・エド・デイビス
生粋のインディアンミュージシャン、ジェシ・エド・デイビス。

オールマンブラザーズの名盤「フィルモア・イースト」の一発目「ステイツボロ・ブルース」のスライドフレーズは、ジェシのフレーズが原型になっているのはあまり知られていない事実。
この人の録音も集めまくりました、ジョン・トゥルーデルとの競演盤を見つけたときには「ウルッ」ときた事をいまでも覚えています。
今ならアマゾンで簡単に買えるけど、インターネット登場以前は各地に行くたび中古盤屋に寄り、店中の品物をチェックしたものです。
テレキャスター
うーん、コレをジェシが使っていたとは思えないが・・・

フロイト・ローズは使わないだろう・・・

他、リタ・クーリッジなどの展示がありました。
シアターではDVD上映
インディアン子孫ミュージシャンの映像がエンドレスで流れていました。
写真は「バングラデッシュ」のジョージ。登場するギタリストはもちろんジェシ・エド・デイビス!!

日本語で「すげー!!」とか「うひょー!!」とか言いながら展示物を見ている私。
警備員は関わりたくなかったのか、満面の笑顔の私と目が合った瞬間、スッと目をそらしました。