久々の裁判傍聴記です、チョイチョイ傍聴はしはていたけど書いてなかったもんね。
罪名 覚せい剤取締法違反
被告 40歳の女性 前科一犯でこちらも覚せい剤で逮捕
冒頭陳述
平成26年2月に新潟市江南区の路上に止めた車中で男性と一緒に覚せい剤を使用していた。
先に男性の方が逮捕され、2月7日に緊急逮捕された。
被告人は高校卒業後パチンコ店などでアルバイトをしていたが現在は無職。
弁護士質問
弁:平成21年に覚せい剤で逮捕されましたね。覚せい剤を使用するようになったきっかけは?
被:姪から誘われ面白半分で使用しました。
弁:姪と売人とあなた、皆逮捕されましたね。その後、姪御さんはどうなりました?
被:2年前に自殺しました。
弁:平成25年8月から再び使用するようになったきっかけは?
被:男性と知り合い一週間後に相手から誘われ、断って気まずい関係になりたくなかったので。
弁:ひとりで使用することもあった?
被:ひとりでやったことがない。注射器の使い方も売人も知らないのでそもそもひとりでは出来ない。
弁:使用頻度はどれくらい?
被:8月頃がピーク、回数は・・・しない日もありました。
弁:離婚された旦那さんとの間に今年小学校を卒業した娘さんがいますね。卒業式には出席する予定でしたか?
被:はい。でも、こんなことになってしまい・・・・出席出来ませんでした。
弁:現在の住居環境は?
被:両親と暮らしています。
弁:お父さんは心臓に持病があり、ペースメーカを使用してるんだよね?拘置所に面会に来た時体調を崩し倒れたこともありましたね。
被:はい、はやく家に戻り介護をしたいです。
弁:男(逮捕された恋人)と関係は続けるの?
被:・・・2人で覚せい剤をやめよう決めたので・・・
定住する住居もあるし監督者もしっかりしている、両親の介護を通じて更生していくとアピールし終了。
続いて検察からの質問です。
検察官質問
検:逮捕された男性との関係は続けるのか?
被:2人で(覚せい剤を)止めようと考えていました。ただ、彼の周りには売人がいるので難しくて・・・
検:別れることは考えていないの?
被:再び薬に手を出している様だったら別れます。
覚せい剤止めるって言ってるけど、売人と関係がある男と付き合っていて止めるられるはずないじゃん!!とアピール。
最後は裁判官質問
裁判管質問
裁:今まで何回くらい覚せい剤を使用しました?
被:調書にも書いた様に・・・・30回位だと思います。
裁:薬物中毒者の自覚はありますか?
被:・・・・続けてやっていたこともあるので・・そうかもしれません。
裁:薬物中毒者である自覚を持ってください、もう止めると約束出来ますか?
被:止めたいです。
最後は被告人発言
両親の世話が私の仕事です、早く家に戻りたい。
もう覚せい剤はしません。
検察は懲役2年の実刑を求刑、弁護人は年老いた両親の事も考え執行猶予付き判決を求める。
ここで閉廷、30分強の裁判でした。
判決は2014年5月1日です。
2014年04月26日
2012年12月13日
新潟地方裁判所@威力業務妨害、器物損壊
2012年12月13日 新潟地方裁判所
罪名:威力業務妨害 器物損壊
被告:38歳男性 前科6犯
事件の内容
ラブホテル代(13:30-20:30滞在)清算時支払い金額が足りず、あるだけの現金と免許のコピーを提出。後日入金で話がつく。
その後なかなか退出しない被告にフロントが、確認のtelを何回か入れたらブチ切れた模様。
部屋の備品を破壊し消火器を部屋中に噴射で現行犯逮捕。
で、拘置先の警察署でもブチ切れ。
取調室の机とロッカー、洗面台の横板を破壊。
弁護人質問
弁:なんでなかなか退出しなかったの?
被:荷物が多く車と部屋をいったりきたりしてました。
弁:なんでブチ切れたの?
被:お金を払い退出準備中なのに、何度も何度も支払い確認のTelが入ったから。
弁:警察署でブチ切れた理由は?
被:拘置所でのルールが変わっていたのに説明が無かったから。「初めてじゃ無いんだからわかるだろ」って。
弁:2012年4月まで服役していた刑務所では安定剤を処方されてますね、今でも飲み続けていますか?
被:いぇ、薬は嫌いなんで・・・
今後は精神科に通院しますと約束して質問終了。
検察質問
検:取調べ室の他、拘置所でも暴れてますね。なんで?
被:拘置所には自由がなかったから・・・・
検:被害額は弁済したの?
被:いえ、働いて返します。
検:前科の6犯、公務執行妨害や暴行などすべてブチ切れて起こした犯罪でしょ。どうせ次もまたブチ切れるんでしょ。ブチ切れない対策はどうするつもり?
被:精神科の医師に相談します。
ここで質問終了
最後は裁判官からの質問
裁:暴れたラブホテルの従業員入り口の場所知ってる?
被:??いえ、知りません。
裁:あーっ、やっぱりね。ホテルの人は従業員入り口にお金と免許のコピーをもって来る様にと伝えたのに、あなた違う場所に持って行ったみたいだね。
被:・・・・・・・。
裁:出所後、何で精神科に行かなかったの?
被:薬を飲むのが嫌いなので・・・精神科に行くと薬を飲めと言われるから。
裁:ふーん、じゃ注射にしてもらおうか。
被:注射はもっと嫌いです。
最後に精神科に通う事を約束して閉廷。
「ホントに薬やめられるの?」という裁判は何度か傍聴したけど「ホントに薬続けられるの?」という裁判は初めて。
あと、誰も質問しなかったけど、車との間を何往復もするだけの量の荷物をラブホに運び込み、ナニしていたの?
求刑は2年6ヶ月 判決は2012年12月27日13:30です。
罪名:威力業務妨害 器物損壊
被告:38歳男性 前科6犯
事件の内容
ラブホテル代(13:30-20:30滞在)清算時支払い金額が足りず、あるだけの現金と免許のコピーを提出。後日入金で話がつく。
その後なかなか退出しない被告にフロントが、確認のtelを何回か入れたらブチ切れた模様。
部屋の備品を破壊し消火器を部屋中に噴射で現行犯逮捕。
で、拘置先の警察署でもブチ切れ。
取調室の机とロッカー、洗面台の横板を破壊。
弁護人質問
弁:なんでなかなか退出しなかったの?
被:荷物が多く車と部屋をいったりきたりしてました。
弁:なんでブチ切れたの?
被:お金を払い退出準備中なのに、何度も何度も支払い確認のTelが入ったから。
弁:警察署でブチ切れた理由は?
被:拘置所でのルールが変わっていたのに説明が無かったから。「初めてじゃ無いんだからわかるだろ」って。
弁:2012年4月まで服役していた刑務所では安定剤を処方されてますね、今でも飲み続けていますか?
被:いぇ、薬は嫌いなんで・・・
今後は精神科に通院しますと約束して質問終了。
検察質問
検:取調べ室の他、拘置所でも暴れてますね。なんで?
被:拘置所には自由がなかったから・・・・
検:被害額は弁済したの?
被:いえ、働いて返します。
検:前科の6犯、公務執行妨害や暴行などすべてブチ切れて起こした犯罪でしょ。どうせ次もまたブチ切れるんでしょ。ブチ切れない対策はどうするつもり?
被:精神科の医師に相談します。
ここで質問終了
最後は裁判官からの質問
裁:暴れたラブホテルの従業員入り口の場所知ってる?
被:??いえ、知りません。
裁:あーっ、やっぱりね。ホテルの人は従業員入り口にお金と免許のコピーをもって来る様にと伝えたのに、あなた違う場所に持って行ったみたいだね。
被:・・・・・・・。
裁:出所後、何で精神科に行かなかったの?
被:薬を飲むのが嫌いなので・・・精神科に行くと薬を飲めと言われるから。
裁:ふーん、じゃ注射にしてもらおうか。
被:注射はもっと嫌いです。
最後に精神科に通う事を約束して閉廷。
「ホントに薬やめられるの?」という裁判は何度か傍聴したけど「ホントに薬続けられるの?」という裁判は初めて。
あと、誰も質問しなかったけど、車との間を何往復もするだけの量の荷物をラブホに運び込み、ナニしていたの?
求刑は2年6ヶ月 判決は2012年12月27日13:30です。
2011年07月08日
判決 懲役3年4月
裁判の判決だけ傍聴してきました。
逮捕時の記事
虚偽の診断書で150万円詐取、保険金詐欺の女を逮捕 新潟
新潟西署は24日、保険会社から保険金をだまし取ったとして、
詐欺などの疑いで新潟市西区、〇〇を逮捕した。
逮捕容疑は平成20年6月と7月の2度にわたり、
入院期間を実際より長くした虚偽の診断書を作成して保険金を請求、
保険会社から計約150万円を詐取した疑い。容疑を認めている。
新潟西署によると、「何度も医療費の請求がある」と保険会社から相談を受けた
弁護士が今春、県警に刑事告訴していた。同署は動機や手口などを詳しく調べている。
ソース:MSN産経ニュース 2010.11.24 15:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101124/crm1011241540017-n1.htm
(リンク切れてます)
そして公判をへて判決に移ります。
裁判判決の基本的な流れは
判決、懲役-処すで始まり主文朗読の流れなのですが、今回は判決の前に弁護人から追加弁護がありました。
〜概要〜
被告は筋無力症の持病があり、受け入れ先の刑務所では対応出来ない。執行猶予を付けて働いてもらい返済させるのが妥当。
受け入れ先の刑務所長からの弁護です。こんなの初めて。
10分ほど休廷、判決での休廷も初めての経験です。
判決は実刑、執行猶予なし。主文朗読の後もう一回判決内容を繰り返しました。これも傍聴始めてから初。
多分控訴すると推測されます。初犯で実刑ですもの。
被告は元生保レディ。被害金額が逮捕時から10倍以上に膨らんでいますが、立件の被害額がこの金額だったのでしょう。
毎日新聞記事
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110707ddlk15040154000c.html
新潟・保険金詐取:病院診断書を偽造、被告に実刑−−地裁判決 /新潟
偽造した病院の診断書を契約している保険会社に提出し、保険金をだまし取ったとして、有印公文書偽造、同行使と詐欺の罪に問われた
新潟市西区五十嵐一の町、〇〇の判決公判が6日、新潟地裁であり、藤井俊郎裁判長は懲役3年4月(求刑5年)を言い渡した。
判決によると、〇〇被告は08年6月〜10年11月、計41回に渡り病院の診断書を偽造し、複数の保険会社から計約1600万円をだまし取った。
藤井裁判長は「病院の印鑑を偽造するなど計画性があり、被害金額も約1600万円と多額」と断じた。弁護側は被告の健康状態などを理由に執行猶予付き判決を求めていたが、
藤井裁判長は「保険制度の根幹を揺るがした。刑事責任は重く実刑は免れない」と指弾した。【塚本恒】
逮捕時の記事
虚偽の診断書で150万円詐取、保険金詐欺の女を逮捕 新潟
新潟西署は24日、保険会社から保険金をだまし取ったとして、
詐欺などの疑いで新潟市西区、〇〇を逮捕した。
逮捕容疑は平成20年6月と7月の2度にわたり、
入院期間を実際より長くした虚偽の診断書を作成して保険金を請求、
保険会社から計約150万円を詐取した疑い。容疑を認めている。
新潟西署によると、「何度も医療費の請求がある」と保険会社から相談を受けた
弁護士が今春、県警に刑事告訴していた。同署は動機や手口などを詳しく調べている。
ソース:MSN産経ニュース 2010.11.24 15:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101124/crm1011241540017-n1.htm
(リンク切れてます)
そして公判をへて判決に移ります。
裁判判決の基本的な流れは
判決、懲役-処すで始まり主文朗読の流れなのですが、今回は判決の前に弁護人から追加弁護がありました。
〜概要〜
被告は筋無力症の持病があり、受け入れ先の刑務所では対応出来ない。執行猶予を付けて働いてもらい返済させるのが妥当。
受け入れ先の刑務所長からの弁護です。こんなの初めて。
10分ほど休廷、判決での休廷も初めての経験です。
判決は実刑、執行猶予なし。主文朗読の後もう一回判決内容を繰り返しました。これも傍聴始めてから初。
多分控訴すると推測されます。初犯で実刑ですもの。
被告は元生保レディ。被害金額が逮捕時から10倍以上に膨らんでいますが、立件の被害額がこの金額だったのでしょう。
毎日新聞記事
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110707ddlk15040154000c.html
新潟・保険金詐取:病院診断書を偽造、被告に実刑−−地裁判決 /新潟
偽造した病院の診断書を契約している保険会社に提出し、保険金をだまし取ったとして、有印公文書偽造、同行使と詐欺の罪に問われた
新潟市西区五十嵐一の町、〇〇の判決公判が6日、新潟地裁であり、藤井俊郎裁判長は懲役3年4月(求刑5年)を言い渡した。
判決によると、〇〇被告は08年6月〜10年11月、計41回に渡り病院の診断書を偽造し、複数の保険会社から計約1600万円をだまし取った。
藤井裁判長は「病院の印鑑を偽造するなど計画性があり、被害金額も約1600万円と多額」と断じた。弁護側は被告の健康状態などを理由に執行猶予付き判決を求めていたが、
藤井裁判長は「保険制度の根幹を揺るがした。刑事責任は重く実刑は免れない」と指弾した。【塚本恒】
posted by yuji at 00:57
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